mcp-server-boilerplate

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3.2

If you are the rightful owner of mcp-server-boilerplate and would like to certify it and/or have it hosted online, please leave a comment on the right or send an email to henry@mcphub.com.

This project provides a simple implementation of a Model Context Protocol (MCP) server boilerplate, allowing for quick setup and customization of MCP servers.

MCP Server Boilerplate

Model Context Protocol(MCP) サーバーのボイラープレートとなるシンプルな実装です。

概要

このプロジェクトは、Model Context Protocol (MCP) サーバーの基本的な実装です。このボイラープレートを使用することで、独自のMCPサーバーを素早く構築し、カスタムツールを実装できます。

簡易な自作MCPサーバーをお試しで実装する方法 - Zenn の記事をベースに、実用的な補足や補助ツールを加えることで、MCPサーバーの構築と拡張方法をより分かりやすく示しています。

v1 ブランチ

数値を2倍にする単純なツール。MCPサーバーの構築方法と、カスタムツールの実装方法を示す最小限のリファレンス実装です。

v2 ブランチ

v1 ブランチに、ダミーサーバーから文字列データを取得するツールを追加したものです。

v3 ブランチ

v2 ブランチに、環境変数の値を取得して表示する機能を追加したものです。MCP設定ファイルに環境変数を設定する必要があります。

前提条件

  • Node.js (v23.11.0以上)
  • npm または yarn

対応MCPクライアント

  • Claude Code
  • VSCode
  • Windsurf
  • Cursor
  • AWS Bedrock (未確認)

インストール方法

# リポジトリのクローン
git clone [リポジトリURL]
cd mcp-server-boilerplate

# 依存パッケージのインストール
npm install

# ビルド
npm run build

使用方法

MCPクライアントのMCP設定ファイルに、以下の設定を追加してください。
絶対パスで指定してください。 (※ホームディレクトリに ~ は使用できません。)

{
  "mcpServers": {
    "mcp-server-boilerplate": {
      "command": "node",
      "args": [
          "/absolute/path/to/mcp-server-boilerplate/build/index.js"
      ],
      "env": {
        "FOO": "BAR"
      }
    }
  }
}

以下のコマンドでダミーサーバーを起動してください。ダミーサーバーは、ダミーの文字列データを提供するだけのものです。 (ポート番号は任意で、3000番を既に使用している場合は、別のポート番号を指定してください。)

npx serve dummy-server

設定の変更を適用するために、MCPクライアントを再起動してください。 エージェントモードで各ツールのプロンプト例にあるプロンプトを実行して、ツールが正しく動作するか確認してください。(ツール名の指定は必須ではないが、確実にツールを使用させるために指定しています。)

提供するツール

double_number

与えられた数値を2倍にします。

パラメータ
  • num (number): 2倍にする数値
戻り値
  • 入力された数値の2倍の値
プロンプト例
double_number を使って3を2倍した結果を表示して

get_test_text

ダミーサーバーから文字列データを取得します。
設定ファイルの環境変数FOOの値も表示します。

パラメータ
  • なし
戻り値
  • 取得した文字列データ
プロンプト例
テスト用の文字列データを取得して、内容の説明をして

開発方法

プロジェクト構造

mcp-server-boilerplate/
├── .vscode/                 # VSCode設定
├── dummy-server/            # ダミーサーバー
├── build/                   # ビルド出力先
├── node_modules/            # 依存パッケージ
├── src/                     # ソースコード
│   ├── index.ts             # エントリーポイント
│   └── {types}/             # 型定義(追加予定)
├── {tests/}                 # テスト
├── .env                     # 環境変数
├── {.env.example}           # 環境変数の例
├── .gitignore               # Gitの除外設定
├── .windsurfrules           # Windsurf設定
├── biome.json               # Biome設定
├── package.json             # 依存関係と設定
├── README.md                # READMEファイル
└── tsconfig.json            # TypeScript設定

新しいツールの追加方法

src/index.ts ファイルを編集し、以下のパターンに従ってツールを追加します:

/**
 * ツールの定義
 * nameとdescriptionを元に、実行するtoolが選択される
 * handlerはCallToolResult(非同期の場合はそのPromise)を返す
 * @param name - ツールの名前
 * @param description - ツールの説明
 * @param args - ツールの引数の定義
 * @param handler - ツールの実装
 */
server.tool(
  "ツールの名前",
  "ツールの説明",
  {パラメータ名: z.().describe("パラメータの説明")},
  ({パラメータ名}) => ({content: [{type: "text", text: 結果}]}),
);

主な依存パッケージ

  • @modelcontextprotocol/sdk: ^1.9.0 - MCPサーバーの実装に必要なSDK
  • zod: ^3.24.2 - 型検証とスキーマ定義のためのライブラリ

開発ツール

Biome

Biomeは、JavaScriptとTypeScriptのための高速なリンター兼フォーマッターです。このプロジェクトでは、コードの品質と一貫性を保つために使用しています。
biome.jsonファイルに、プロジェクト固有のルールと設定が定義されています。

以下のnpmスクリプトが利用可能です:

# コードをチェック
npm run lint

# コードをチェックして問題を自動修正
npm run lint:fix

# フォーマットをチェック
npm run format

# フォーマットを自動修正
npm run format:fix