SuperPyonchiX/confluence_mcp_server

Confluence MCP Server（DataCenter版）

Confluence DataCenter/Server環境向けのModel Context Protocol（MCP）サーバーです。AIエージェントがConfluenceのスペース、ページ、ユーザー、検索機能と効率的にやり取りできるよう設計されています。

📋 概要

MCPサーバーは、Confluence DataCenter/Serverの17個の主要APIを提供し、以下の機能を実現します：

• 📄 ページ管理: 作成・読取・更新・削除の完全なCRUD操作
• 🔍 高度な検索: CQL（Confluence Query Language）による強力な検索機能
• 🏷️ ラベル管理: コンテンツの分類・整理機能
• 👥 ユーザー管理: ユーザー検索・情報取得機能
• 🏢 スペース管理: スペース情報の取得・管理
• 📝 Markdown変換: ConfluenceページとMarkdownの相互変換

🎯 対応バージョン

• ✅ Confluence DataCenter/Server - REST API v1 + Basic認証（ユーザー名・パスワード）
• ❌ Confluence Cloud - このバージョンでは未対応

📚 API一覧（全17個）

📄 ページ管理API（5個）

🔍 検索・ラベル管理API（3個）

🏢 スペース管理API（2個）

👥 ユーザー管理API（3個）

📝 Markdown変換API（4個）⭐特徴機能

� 主な特徴

DataCenter版専用最適化

• REST API v1対応: DataCenter/Server環境に特化
• Basic認証: ユーザー名・パスワードによる認証
• 高性能: 不要なAPI呼び出しを削減した効率的な実装

高度な検索機能

• CQL（Confluence Query Language）: 強力な検索クエリをサポート
• 柔軟なフィルタリング: 作成者、日付、スペース等での詳細検索

Markdown統合機能

• 双方向変換: Confluence ⇔ Markdown の相互変換
• 一括エクスポート: スペース全体を一括でMarkdown化
• メタデータ保持: ページ情報を適切に保持

📦 インストール・セットアップ

前提条件

• Node.js 18以上
• Confluence DataCenter/Server へのアクセス権
• 有効なユーザー名・パスワード

1. プロジェクトの準備

# リポジトリのクローン
git clone <repository-url>
cd confluence_mcp_server

# 依存関係のインストール
npm install

# TypeScriptのビルド
npm run build

2. 環境設定

# 環境設定ファイルの作成
cp .env.example .env

.envファイルを編集：

# Confluence DataCenter/Server の設定
CONFLUENCE_DOMAIN=localhost:8090
CONFLUENCE_AUTH_TYPE=basic
CONFLUENCE_USERNAME=your-username
CONFLUENCE_PASSWORD=your-password
CONFLUENCE_BASE_URL=http://localhost:8090/rest/api

3. VS Code MCP設定

VS Code設定ファイルに以下を追加：

Basic認証の場合

{
  "mcp": {
    "confluence-mcp-server": {
      "command": "node",
      "args": ["path/to/confluence_mcp_server/build/index.js"],
      "env": {
        "CONFLUENCE_DOMAIN": "localhost:8090",
        "CONFLUENCE_AUTH_TYPE": "basic",
        "CONFLUENCE_USERNAME": "your-username",
        "CONFLUENCE_PASSWORD": "your-password"
      }
    }
  }
}

Token認証の場合

{
  "mcp": {
    "confluence-mcp-server": {
      "command": "node",
      "args": ["path/to/confluence_mcp_server/build/index.js"],
      "env": {
        "CONFLUENCE_DOMAIN": "localhost:8090",
        "CONFLUENCE_AUTH_TYPE": "token",
        "CONFLUENCE_TOKEN": "your-personal-access-token"
      }
    }
  }
}

注意: CONFLUENCE_BASE_URLは通常不要です。指定しない場合、以下のデフォルト値が自動的に使用されます：

• Basic認証: http://{CONFLUENCE_DOMAIN}/rest/api
• Token認証: https://{CONFLUENCE_DOMAIN}/wiki/api/v2

CONFLUENCE_BASE_URLが必要な場合：

• カスタムパス（プロキシ経由など）を使用している場合
• デフォルトとは異なるエンドポイントを指定したい場合

💡 使用例

基本的な操作

スペースの確認

「利用可能なConfluenceスペース一覧を表示してください」

ページの検索

「タイトルに'API'を含むページをCQL検索で探してください」

ページの作成

「DOCスペースに『開発ガイドライン』というタイトルで新しいページを作成してください」

高度な機能

CQL検索の活用

「スペースがTESTで、最終更新が2024年以降のページを検索してください」

ラベル管理

「ページID 12345 に『重要』と『開発』のラベルを追加してください」

Markdown変換

「ページID 67890 をMarkdownファイルに変換して、./docs/guide.md として保存してください」

注意: confluence_page_to_markdown と confluence_markdown_to_page では、ファイルパスは絶対パスで指定してください。

• ✅ 正しい例: C:\Users\username\Documents\guide.md
• ❌ 間違った例: ./docs/guide.md (相対パス)

一括エクスポート

「DOCスペース全体を C:\Users\username\backup\DOC_space にMarkdown形式でエクスポートしてください」

🔧 開発・テスト

テストの実行

# 全17APIの動作テスト
cd test
./confluence_datacenter_17_apis.bat

開発モードでの実行

npm run dev

⚠️ トラブルシューティング

よくある問題と解決策

認証エラー

• ✅ ユーザー名・パスワードの確認
• ✅ アカウントの有効性確認
• ✅ ドメイン設定の確認

権限エラー

• ✅ スペース・ページへのアクセス権限確認
• ✅ 編集権限の確認
• ✅ 管理者権限の必要性確認

接続エラー

• ✅ Confluenceサーバーの起動状態確認
• ✅ ネットワーク接続の確認
• ✅ ポート番号（通常8090）の確認
• ✅ SSL証明書の問題（開発環境ではNODE_TLS_REJECT_UNAUTHORIZED=0）

📊 技術仕様

サポート対象

• REST API: /rest/api v1エンドポイント
• 認証方式: Basic認証（ユーザー名・パスワード）
• コンテンツ形式: Storage format、Markdown
• 検索言語: CQL（Confluence Query Language）

パフォーマンス最適化

• DataCenter専用の効率的なAPI呼び出し
• 最小限のネットワーク通信
• 適切なエラーハンドリング
• メモリ使用量の最適化

🤝 貢献・開発参加

1. リポジトリのフォーク
2. フィーチャーブランチの作成
3. 変更の実装
4. テストの実行
5. プルリクエストの提出

📄 ライセンス

MIT License - 詳細はLICENSEファイルを参照

📈 バージョン履歴

• v3.0.1: 安定版リリース（17API対応）
• v2.1.0: CQL検索、ラベル管理、ユーザー検索機能を追加（17API対応）
• v2.0.0: DataCenter版初回リリース（13API対応）