ShuntaroOkuma/sample-mcp-server-on-lambda

AWS Lambda 上で動作する MCP サーバー

このプロジェクトは、AWS Lambda 上で Model Context Protocol (MCP) サーバーを構築し、他の Lambda 関数を呼び出すためのサンプル実装です。AWS SAM (Serverless Application Model) を利用して、ローカルでの開発・テストと AWS へのデプロイを容易にします。

プロジェクト概要

MCPEngine ライブラリを利用して、他の Lambda 関数を呼び出す MCP サーバーを実装します。

• MCPServerFunction: invoke_lambda_sync と invoke_lambda_async ツールを提供する MCP サーバー。
• SampleFunction: 呼び出される側のサンプル関数。

前提条件

• AWS SAM CLI がインストールされていること。
• Docker がインストールされていること。
• AWS の認証情報が設定されていること（デプロイ時に必要）。

開発とデプロイ

1. 依存関係のインストール

pip install -r requirements.txt

2. アプリケーションのビルド

次のコマンドを実行して、SAM アプリケーションをビルドします。これにより、template.yaml に基づいてソースコードが準備され、コンテナイメージが作成されます。

sam build

3. ローカルでのテスト

SAM CLI を使って、ローカルで Lambda 関数をテストできます。以下のコマンドは、MCPServerFunction をローカルで起動し、指定したイベントファイルを使って関数を呼び出します。

sam local invoke MCPServerFunction --event events/mcp-server-event.json

4. AWS へのデプロイ

sam deploy コマンドを使えば、アプリケーションを簡単に AWS アカウントにデプロイできます。

# ガイド付きデプロイ (初回)
sam deploy --guided

# 2回目以降のデプロイ
sam deploy

ガイドに従ってスタック名、リージョンなどを設定すると、CloudFormation スタックが作成され、Lambda 関数や IAM ロールなどのリソースが自動的にプロビジョニングされます。

5. ローカルから AWS Lambda を実行するテスト

• MCP サーバー関数のテスト

関数 URL（https://XXXXX.lambda-url.ap-northeast-1.on.aws/）はデプロイした Lambda の画面から確認できます。適宜変更して実行してください。

  curl -X POST \
   https://XXXXX.lambda-url.ap-northeast-1.on.aws/ \
   -H 'Content-Type: application/json' \
   -d '{"jsonrpc":"2.0","method":"tools/call","params":{"name":"invokeLambdaSync","arguments":{"function_name":"test-sample-function","payload":{"name":"From curl"}}},"id":"curl-test-1"}'

• HTTP 経由で MCP サーバーを呼び出す

HTTP URL（https://xxxxx.execute-api.ap-northeast-1.amazonaws.com/）はデプロイした API Gateway の画面から確認できます。適宜変更して実行してください。

curl -X POST -H "Content-Type: application/json" -d '{"jsonrpc":"2.0","method":"tools/call","params":{"name":"invokeLambdaSync","arguments":{"function_name":"test-sample-function","payload":{"name":"Local geagaTest"}}},"id":"1"}' https://xxxxx.execute-api.ap-northeast-1.amazonaws.com