moriokameda/mcp-server-sample

MCP サーバー

このリポジトリは Model Context Protocol (MCP) を使用した天気予報サーバーの実装例です。

プロジェクト概要

Model Context Protocol (MCP) は、大規模言語モデル (LLM) とツールを接続するためのプロトコルです。このプロジェクトでは、MCP SDK を使用して、National Weather Service (NWS) API に接続する天気予報ツールを提供するサーバーを実装しています。

このサーバーは、緯度と経度を入力として受け取り、その場所の天気予報を返します。

使用技術

• TypeScript: 静的型付けを提供するJavaScriptのスーパーセット
• Node.js: JavaScriptランタイム環境
• MCP SDK: Model Context Protocol の実装を提供するSDK
• National Weather Service API: 米国の天気予報データを提供するAPI

インストール方法

1. リポジトリをクローンします：

git clone <repository-url>
cd mcp-server-quickstart

2. 依存関係をインストールします：

npm install

3. プロジェクトをビルドします：

npm run build

使い方

サーバーの実行

ビルド後、以下のコマンドでサーバーを実行できます：

./build/index.js

または、パッケージをインストールした場合：

my-mcp-server

MCP クライアントからの接続

このサーバーは標準入出力 (stdio) を使用して MCP クライアントと通信します。MCP 対応のクライアント（例：MCP 対応の LLM）からこのサーバーを呼び出すことができます。

利用可能なツール

このサーバーは以下のツールを提供しています：

• get_forecast: 指定された緯度と経度の天気予報を取得します
  • 入力パラメータ:
    • latitude: 場所の緯度（数値）
    • longitude: 場所の経度（数値）
  • 出力: 指定された場所の天気予報テキスト

実装の詳細

サーバーの実装は主に以下の3つのステップで構成されています：

1. サーバーインスタンスの初期化:

   const server = new Server(
       {
           name: "weather",
           version: "1.0.0",
       },
       {
           capabilities: {
               tools: {},
           },
       },
   );
   

2. 利用可能なツールの一覧を返す:

   server.setRequestHandler(ListToolsRequestSchema, async () => {
       return {
           tools: [
               {
                   name: "get_forecast",
                   description: "Get weather forecast for a location",
                   inputSchema: {
                       // ...
                   },
               },
           ],
       };
   });
   

3. ツールの実行:

   server.setRequestHandler(CallToolRequestSchema, async (request) => {
       // ツールの実行ロジック
   });
   

注意事項

• このサーバーは米国の National Weather Service API を使用しているため、米国内の場所の天気予報のみ取得できます。
• API の利用制限に注意してください。

ライセンス

このプロジェクトのライセンス情報については、LICENSE ファイルを参照してください。